FP(ファイナンシャル・プランナー)3級資格取得のための試験と費用の比較
こんにちは!今回は、FP(ファイナンシャル・プランナー)資格について、特に試験にかかる費用と資格取得のメリット・対策について詳しくお話しします。
FP資格試験の2つの選択肢
FP3級の資格を取得したい方には、受験方法に2つの選択肢があります。
- 日本FP協会
- 金融財政事情研究会(通称:きんざい)
どちらを選んでも同じFP3級の資格が取得できますが、受験料やFP技能士カードの申請料に違いがあります。
受験料の比較
各級の受験料を比較してみましょう。
試験内容 | 日本FP協会 | 金融財政事情研究会 |
---|---|---|
FP3級(CBT)学科 | 4,000円 | 4,000円 |
FP3級(CBT)実技 | 4,000円 | 4,000円 |
FP2級 学科 | 5,700円 | 5,700円 |
FP2級 実技 | 6,000円 | 6,000円 |
FP1級 学科 | 該当なし | 8,900円 |
FP1級 実技 | 20,000円 | 28,000円 |
FP3級とFP2級については、両団体で受験料に差はありません。ただし、FP1級になると違いが出てきます。特に実技試験では、日本FP協会の方が8,000円も安くなっています。
また、FP2級は2025年からCBT(Computer Based Testing)方式に変更される予定です。これにより、受験の快適性が向上すると期待されています。
FP技能士カード申請料の比較
次に、FP技能士カードの申請料を比較してみましょう。
試験内容 | 日本FP協会 | 金融財政事情研究会 |
---|---|---|
FP3級技能士カード | 2,310円 | 1,650円 |
FP2級技能士カード | 2,750円 | 1,980円 |
FP1級技能士カード | 2,750円 | 1,980円 |
こちらは全ての級で金融財政事情研究会の方が安くなっています。なお、これらの料金以外に振込手数料、写真代(1・2級のみ)、申請書類発行送料などの追加費用がかかることも覚えておいてください。
重要な点として、FP技能士カードは受験した団体でしか申請できません。例えば、日本FP協会で受験して合格した場合、金融財政事情研究会でカードを申請することはできません。
トータル費用
では、3級から1級まで全ての試験を受けた場合、合計でいくらかかるのでしょうか?
受験料合計
ケース | 受験料合計 |
---|---|
1級実技を日本FP協会で受けた場合 | 48,600円 |
上記以外 | 56,600円 |
1級実技を日本FP協会で受験すると、8,000円の節約になります。なお、これは受験料のみの比較で、教材費や交通費などは含まれていません。
FP資格取得のメリット
- 資産形成に役立つ: FPの知識は、効率的な家計管理や資産運用に直結します。自分や家族の将来のために、より良い金融判断ができるようになります。
- 金融に関する幅広い知識: 税金、保険、投資、相続など、お金に関する幅広い分野の知識を体系的に学べます。
- キャリアアップ: 金融関連の仕事に就いている方はもちろん、それ以外の業種でも、FPの知識を活かせる場面は多々あります。転職や昇進のチャンスが広がる可能性があります。
- 自信とコミュニケーション力の向上: お金に関する知識が身につくことで、金融経済の話題に自信を持って参加できるようになります。
ライフプランを作ることで、漠然とした将来の不安が解消されます。
またFP技能士カードがいい感じで自己肯定感上げちゃいます。
FP資格取得のデメリット
- 費用がかかる: 受験料、教材費、場合によっては講座受講料、資格取得などには一定の費用がかかります。
- 時間がかかる: FPの範囲は広く、十分な学習時間が必要です。仕事と家事との両立が難しく感じる人もいるかもしれません。
- 継続的な学習が必要: 金融の世界は常に変化しています。資格取得後も最新の情報をキャッチアップし続ける必要があります。
- 資格取得が目的化する可能性: 資格取得自体が目的になってしまい、実際の金融スキルの向上がおろそかになる可能性があります。
「費用がかかる」今回はここに注目してみました。メリット、デメリットあげてみましたが、総じて、FP資格は取って損なしの資格ですし、お金に興味がある方にはとってもおすすめです。
無料で学習する方法
FP資格の取得には費用がかかりますが、学習自体は工夫して費用を抑えることができます。
- YouTube解説動画: 多くのFPや専門家が無料で解説動画を公開しています。基本的な概念から実践的なテクニックまで、幅広く学ぶことができます。
- FP3級ドットコム: 過去問を無料で解くことができ、解説も付いています。実際の試験問題の傾向を掴むのに役立ちます。
- 図書館の活用: 地域の図書館でFP関連の書籍をレンタルできます。最新の情報を得るには限界がありますが、基本的な知識を学ぶには十分です。
- 金融機関のセミナー: 銀行や証券会社が開催する無料セミナーに参加することで、実践的な金融知識を得ることができます。
まとめ
FP資格の取得には一定の費用と時間がかかりますが、得られるメリットは大きいと言えます。特に、個人の資産管理能力の向上や、キャリアアップの可能性など、長期的なメリットは計り知れません。
費用面では、日本FP協会と金融財政事情研究会でいくつかの違いがありますが、自分の目的や状況に合わせて選択することが大切です。また、無料の学習リソースをうまく活用することで、効率的に学習を進めることができます。
FPの知識は、現代社会を生きる上で非常に重要です。資格取得を目指すかどうかにかかわらず、FPの基礎知識を身につけることは、皆さんの人生に大きなプラスとなるはずです。自分のペースで学習を始めてみてください。
最後に、FP資格は取得してからが本当のスタートです。常に最新の金融情報をキャッチアップし、実践的なスキルを磨き続けることで、真の「ファイナンシャル・プランナー」として成長していくことができるでしょう。皆さんの挑戦を応援しています!
まずはFP3級から、国家資格をゲットしよう!