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芝浦電子の公開買付(TOB)について
芝浦電子(証券コード:6957)に対して、2025年春から複数の企業による株式公開買付(TOB: Take Over Bid)が行われています。主な動きは以下の通りです。
主なTOBの概要
公開買付者 | 買付価格(1株) | 買付期間 | 主な特徴・背景 |
ミネベアミツミ | 5,500円 | 2025年5月2日~6月2日 | 芝浦電子の賛同を得た「ホワイトナイト」型。友好的買収。 |
台湾YAGEO(ヤゲオ) | 6,200円 | 2025年5月9日~6月19日 | 事前同意なしの敵対的TOB。価格を段階的に引き上げ。 |
詳細解説
ミネベアミツミによるTOB(友好的買収)
- 2025年5月2日から6月2日まで、1株5,500円で芝浦電子の全株式取得を目指して公開買付を実施しています。
- 芝浦電子はこのTOBに賛同し、応募を推奨しています。
- このTOBは、台湾の電子部品大手YAGEO(ヤゲオ)による敵対的TOBへの対抗策、いわゆる「ホワイトナイト」として位置づけられています。
- 買付代理人は大和証券です。
YAGEO(ヤゲオ)によるTOB(敵対的買収)
- YAGEOは当初1株5,400円でTOBを予定していましたが、ミネベアミツミの価格引き上げを受け、1株6,200円に増額し、2025年5月9日から6月19日まで公開買付を実施しています。
- このTOBは芝浦電子側の同意を得ていない、いわゆる「敵対的買収」となっています。
- 買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券です。
背景と今後の見通し
- 芝浦電子は温度センサーなどで世界的な技術を持つ企業であり、海外流出を懸念した経営陣がミネベアミツミの友好的買収を支持しました。
- 一方で、YAGEOも高値を提示し、買収合戦の様相を呈しています。
- どちらのTOBが成立するかは、株主の応募状況次第となります。
株主の対応
- 市場で株式を売却するか、指定証券会社を通じてTOBに応募するかを選択できます。
- TOBに応募した場合、公開買付価格で売却できるメリットがあります。
まとめ
芝浦電子の公開買付は、ミネベアミツミによる友好的TOBと、YAGEOによる敵対的TOBが競合する異例の展開となっています。どちらの買収が成立するかは、株主の選択に委ねられています。
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